ウチがこよなく愛している「朝の音」(認知症の母と娘の暮らし)

春ちゃんの朝の音



こんにちは!


唐突ですが、あなたの愛してる「音」はなんですか?


きっと、とぉっても素敵な「音」なんでしょうね。


実は、ウチも、こよなく愛している「音」があります。


今回は、その「愛してやまない音」についてのお話になります。




よかったら、聞いてもらえると
嬉しいです。はい。
Relieved person



1.朝起きて一番最初に聞く音



朝起きて、ウチが一番最初に聞く音は、


一階のキッチンで、


春ちゃんが朝ごはんを作ってくれている音

です。


woman cooking



「この音」は、ウチが生まれてこの方、


一時的に実家を離れたときを除けば、ずっと変わりません。



ウチの成長と共に、いつもそばにある「音」です。


2.初めて気づいた!



実は、この「この音の大切さ」に初めて気づきました。



情けないことに、今まで「この音の大切さ」にまったく気づかずにやって来ました。



あまりも空気のように「あること」が普通すぎて、ものごっつい無頓着に過ごしてきました。




とくに「思春期の頃」は、本当にひどいかったです。



ずい分とないがしろにしてました。



おかあさ~~ん。
ちょっとうるさい…
もうちょっと寝かして…
Boy driving away


なんて平気で言うとりました。


「この音」の価値に気づけないマヌケ野郎です。



今から思うと、ほんまに恥ずかしくて情けない話です…。



3.気づく機会が巡ってきた!



そやけどです。



こんな救いようのないウチにも、「この音の大切さ」に気づく機会が巡ってきました。



春ちゃんが入院したときです。


ある日、「この音」が、家の中からこつ然と消えてしまいました。





朝起きても、一階から何も聞こえきません。


このことに気づいたときは、切なくて、ホンマにさびしかったです。



ああ、今…
春ちゃんはいないのだな…
実感してん。


この時ほど、この「春ちゃん音」の大切さを再認識したことはありません。



大切さに気づくのに、ずい分と時間を要しました。


4.今では…



今では、「春ちゃんの朝の音」は、


自分を構成する「なくてはならないもの」になってしまっています。



自分の精神的な面を構成する「一部分」です。




ホンマに「ご機嫌になれる音」です。
欠かすことができない「大切な音」です。
とにかく「とても価値がある音」なんです。




自分にとって、これほどまでに「大切で貴重な音」になっているとは、思いも寄らなかったです。


これは、もう生涯変わらないと思います。




ホンマに
気づけてよかったです。





5.今日もトントン



今日も、1階から聞こえてくる「まな板と包丁のトントン」という音で目覚めました。


匂いは「味噌汁」です。

miso-soup



春ちゃんが、朝ごはんを作ってくれています。


今、ものすごく幸せを感じています。


6.奇跡なんや



今更ですが、

この「春ちゃんの朝の音」は、


同時に奇跡でもある


ことにも気づきました。


ホンマに奇跡なんです。

Impressive girl



春ちゃんが発症してから、このことに初めて気づくなんて、救いようがない奴です。



今は、この音がずっと続くといいのに…と心の底から思っています。



7.さあ、ガンバろう!


さあ、今日も一日頑張ります。


これからは、ウチが「朝の音」になろうと思います。はい。







こんにちは。

数多くあるブログから見つけてくださって、どうもありがとうございます。


このブログは、はる(春)ちゃん(母:認知症)とウチ(私)の何気ない日々の暮らしを綴ったものです。


くすっと笑えたこと、困ったこと、ビックリしたことなどを綴っています。


よろしかったら、また、遊びにいらしてください。


ウチは、ものごっつい元気が出ます。