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こんなの、許されます?
今回は、昨年(2021年)の6月頃に、まったくの「部外者」であるウチが、被害にあったというお話です。
話の内容はいつもどおり「しょぼい(:ぱっとせえへん)」ので、あまり期待しないでご覧くださると嬉しいです。
1.ある日な、宣言しよった!
6月のある日の午後の事です。
何かの広告を見ていた春ちゃんが、おもむろにこんな宣言をしました。
お母さん、
らっきょうをつけるわ!
らっきょうをつけるわ!
「ええっつ!そうなんや! うっ、嬉しい!」と、ウチは即座にめっさ喜びました。
というのは、春ちゃん(母)の漬けた「らっきょう」は、本当に美味しいからです。
2.そやから、指令には素直に従ったで…
そやからです。
春ちゃんから出た
らっきょうを買うてこい!
今、直ぐにだ!
今、直ぐにだ!
という「指令」に、ウチは即座に従いました。
うっほ!まかせとけ!
やる気マンマンになっている春ちゃんを嬉しく思いながら、
ウチは、スーパーへといそいそと出かけやした。
3.そやけどな…
そやけどです。
希望に胸を膨らまして、スーパーから自宅にそそくさと帰還したウチに待っていたのは
次のような春ちゃんでした。
4.そうか… そら、仕方がないな
そうか。
急に体調が悪くなることもあるからな、そら仕方がないな…
ウチは、自分から湧きあがる「残念な気持ち」をなんとか取り繕いながら、
たった今、スーパーから買ってきた材料をパントリーにしまいました。
- らっきょう3キロ
- お酢3本
- 砂糖1.5キロ
- お塩 1袋
ホンマ言うと、ウチ、ちょっぴり泣いたで…。
5.それでも、「淡い期待」はした!
それでもです。
- 明日、漬けてくれるんとちゃうかな?
- そうや、明日、漬けてくれるやろう?
- 明日や、明日!
と、「淡い期待」を持ち続けました。
パントリーにしまった材料を気にしながら…。
6.おい、漬けへんのかい!
しかし、しかしです。
1日経ち
2日過ぎ
3日過ぎても、春ちゃんはいっこうに漬けようとしません。
と思い、ウチは一応、春ちゃんの機嫌のいい時に「漬けへんの?」と打診しました。
そしたらな、そしたらな、こんなこと言いよりましてん。
おおい! なんだおと?
今なんて言った?
今なんて言った?
7.せやから、必死でつけた
せやからです。
ウチは必死こいて、「らっきょう」を漬けました。
- いきなり「3キロ」です。
- そいも、まったくの「初心者」です。
ネットで「らっきょう」の漬け方を調べまくって、漬けました。
漬けましたとも!
8.ほしたら、奇跡が起きた!
ほしたらですよ。
なんと奇跡が起きました。
ビギナーズラックやね。
6月に漬けた「らっきょう」が、半年後の12月に食べてみると…
9.「ウチは、大人や!」そやから嫌味を言うのは止めた!
ウチが、うひょうひょと「らっきょう」を味見していたらですよ…
春ちゃんが、いつの間にか隣りにやって来て、一緒に食べとりました(いっ、いつの間に?)。
そいも、素知らぬ顔でやで…
ほんで、次のように言いましてん…。
美味しい!美味しい!
これ、美味しいやん。
これ、美味しいやん。
春ちゃんが、あまりにも幸せそうに食べるので、ウチは、嫌味を言うのは止めました。
まあ、ウチは「大人」やからな…
10.そやけど、厚かましいねん!
そやけどです。
あいかわらず、春ちゃんはホンマに厚かましい(ずうずうしい)のです。
さらに、食べるだけでなく、こんなことを言いよりました。
はあぁ?
おい! いつ、漬けてん?
おい! いつ、漬けてん?
11.ウチは、せやから請求したった!
そやから、ウチは、請求したりました。
春ちゃんに、請求したりました。
1個、100円じゃ!
100円やぞ!(えっつ、高いか?)
そんなん、どうでもええわ!
払ってくれ!
その「らっきょう」の一つ一つには、やな、
ウチの「魂」が入っとるんじゃい。
「努力の結晶」なんじゃ~~~~~~い。
100円じゃ、払え~~~~~~!
やっぱりな…
「大人」になられへんかった
ウチですわ…
数多くあるブログから見つけてくださって、どうもありがとうございます。
このブログは、はる(春)ちゃん(母:認知症)とウチ(私)の何気ない日々の暮らしを綴ったものです。
くすっと笑えたこと、困ったこと、ビックリしたことなどを綴っています。
毎回、懲りずに投稿してます。
よろしかったら、また、遊びにいらしてください。
ウチは、ものごっつい元気が出ます。