そもそも、「認知症」って何? その2

そもそも、「認知症」って何ぞや?



こんにちは!


前回で、

1.春ちゃんの「言葉や態度」が理解できず、二人の溝が深まりつつあること

Abuse


2.このままの状態を放置していたら、「そのうち、とでもないことになる!」ことに気づいたこと

Parent-child quarrel



3.ほんで、「認知症の基礎知識」を学ぶことにした

People who appeal


という3点をお話しました。



今回は、その続きでございます。



さて、初回にあたる今回は、




認知症って何ぞや?

Thinker


ということについて、学んでみました。


1.認知症とは?



なんや聞くところよりますと、

認知症は、

  • 脳の病気
  • 脳の障害
などの原因で、脳の神経細胞がどんどん壊れて、


その結果、

  • 認知機能が低下する
  • 日常生活全般に支障が出てくる

状態のことを言うらしいです。


(日常生活全般に支障が出てくる状態が6カ月以上継続することも、認知症の診断の目安らしいです)




2.認知症の種類



認知症には、いくつかの種類があるそうですが、

その中でも「三大認知症」と呼ばれるものがあるそうです。



「三大認知症」とは、

  1. アルツハイマー型認知症
  2. 脳の血管性認知症
  3. レビー小体型認知症
です。


1.アルツハイマー型認知症



Alzheimer's disease


これは、大脳皮質の脳神経がどんどん変性し、脳の一部がどんどん萎縮していく中で、起きる認知症です。



2.脳の血管性認知症


Vascular dementia

これは、
  • 脳梗塞
  • 脳出血
  • 脳動脈硬化

などで、

脳の中の「血管」に何らかの原因(ダメージ)があって、起きる認知症です。


cerebral infarction


ちなみに、春ちゃん(母)は、このタイプです。



3.レビー小体型認知症


Lewy body dementia


なんや、聞きなれない言葉ですが、


「レビー小体」という「タンパク質の塊」が出現し、これが脳の神経細胞を壊すことで、結果として起きる認知症です。



ちなみにこの「レビー小体」が、なぜ出現するのかについては、まだ分かっていないそうです。


3.それぞれの特徴は?


1.アルツハイマー型認知症


Alzheimer's disease


この認知症の特徴は、短期記憶を司る「海馬」が、萎縮していくことです。



2.脳の血管性認知症


Vascular dementia



この認知症の特徴は、


まず、


  • 脳の萎縮は見られない
  • けど、脳梗塞などの痕跡がある
だけで、なかなか断定できないところです。



なので MRI や CT 画像では、なかなか分かりづらいところがネックになります。



春ちゃん(母)もそうでした。

MRIをとっても「年相応の萎縮」で正常で、なんら異変がなく、

また、認知テストを受けても「微妙な点数」だったもんで、

なかなか「認知症」とは診断されませんでした。



次に、


脳梗塞などでダメージを受けた「脳の部位」が司る認知機能が低下するので、


  • 正常に機能する認知機能
  • どんどん低下する認知機能
があると言う「まだら認知症」になります。




まさに、春ちゃんがそうです。

  • ものすごく専門的なことを理解して、即座に対応できるのに、
  • 簡単な計算や電話の操作ができなくなってます。

最初は、めさくさ「謎」でした。

いちびっているのか(ふざけているのか)と思ったくらいです。


でも、「理由」を理解できた今では、「そうなんだ!悪かったな!」と反省しています。



3.レビー小体型認知症


Lewy body dementia



この認知症の特徴は、他の認知症(アルツハイマー型認知症・ 脳の血管性認知症)の症状にくわえて、


レビー小体(タンパク質の塊)が原因で起きる、次のような「特有の症状」が併発することです。


  • 幻視
    Hallucinations

  • パーキンソン症状(手足が震えたり、筋肉が硬くなる等)
    Tremor of limbs

  • 睡眠時の異常行動(睡眠中に大声で叫ぶ・暴れる)

  • 自律神経症状(自律神経のバランスが崩れる)
    Autonomic symptoms



ちなみに、このレビー小体(タンパク質の塊)が「脳幹」に出現した場合、パーキンソン病になるそうです。


4.進行の具合は?



1.アルツハイマー型認知症


Alzheimer's disease


進行の具合は、非常にゆっくりと認知機能が低下していくそうです。


2.脳の血管性認知症


Vascular dementia


進行の具合は、ダメージを受けた「脳の部位」ごとで異なるそうです。


なので、

  • ゆっくりと進行する場合
  • 段階的に急速に進行する場合
があります。



3.レビー小体型認知症


Lewy body dementia




他の認知症(アルツハイマー型認知症・血管性認知症)が、認知機能がどんどん低下していく傾向にあるのに対して、




このレビー小体型は、

  • 認知機能が良いとき
  • 悪いとき
波のように変化するそうです。


なので、「ものすごくしっかりしたとき」があるので、なかなか認知症だとは思われないことがあるそうです。



あまりにもしっかりした時があるため、他の病気だと思われることがあるそうです。



中には、不適切な投薬投与量をしたために、症状をさらに悪化させて、悲しい思いをしている方々がいるそうです。



非常に悩ましいことだと思います。



5.最後に思うこと!



今回「三大認知症」の種類について、ごくごく「基礎的な知識」を勉強して思ったことですが、


このような「基礎的な知識」を学んだだけでも、「自分の悩み」が解消される部分がたくさんあったことに驚きました。


  • 知っているのと
  • 知っていないのとでは

ほんとに「雲泥の差」があると思います。



もちろん、全ての「認知症」がこの種類に分類されるわけではありません。


「混合型(複数の認知症が併発ている)」があるだろうし(春ちゃんが、そうかもしれません)、進行するにしたがって、他の「認知症」が発症するかもしれません。



もしかしたら、


未だ発見されていない「認知症」もあるかもしれないです。



一つだけ言えることは、


いずれは、自分も「認知症」になる「可能性が高い」ということです。



「自分は、あり得ない」なんて、なんの根拠もなく考えていた「以前のウチ」が恥ずかしいです。


タカをくくりすぎやったと猛省してます。



「なんで、こんなこともできひんの?」と春ちゃんをいぶしかっていた「直近のウチ」も、もっともっと恥ずかしいです。


ほんまに反省せんといかんと思います。







なお、以上の記事は、次のサイトを参照しております。






次回(いつか?)は、

「どんな症状が出てくる?」

について勉強したいと思います。


どこどこどこ






追記です。

この記事は自分の「忘備録」にしたいと考えています。

なので、新たな勉強するたびに、これからも更新していこうと思っています。はい。





こんにちは。

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