真夜中の「異様な音」・・・再出発を誓ったその後のお話(認知症の母と娘の暮らし)

真夜中の「異様な音」・・・再出発を誓ったその後のお話



真夜中の「異様な音」から、再出発を誓いましてん!(ウチの心の叫びです)


あほんだらパンチじゃ!


今までのお話



(お話その1

「歯ぎしり」

People who are bruxing



春ちゃんの「認知症」に寄り添ううちに、「ストレス」をどんどんため込んでしまったウチは、とうとう真夜中に「歯ぎしり」をするようになってしまいました。



(お話その2)

「ストレス」

Surprised person



ウチは、「歯ぎしり」の原因が「ストレス」であることに気づき、ストレス解消に勤しんでいたところ、驚愕な事実が判明しました。


なんとです。


「ストレス」の本当の原因は「認知症」を認めようとしない「自分の心(感情)」だったのです。



(お話その3)

「どんどん混乱する」


People who are confused




「認知症」は「脳の機能障害」であることを「頭」では、理解しつつも、

「脳の機能障害」をどうしても「心」では、実感できないウチは、




健康的で、きちんとした外見にもかかわらず、春ちゃんが、

  • 記憶がどんどん曖昧で、不確かになる
  • 言動がどんどん感情的で、自分本位になる
People with dementia

ことに戸惑いやイライラを隠せなくなってきました。



このように「自分の頭」では「認知症」を理解していても、「自分の心」が「認知症の現実」をなかなか受け入れようとせず、ウチはどんどん混乱していきました。


以上が、「今までのお話」でした。はい。


それぞれの内容に

ご興味のある方は

末尾の【記事紹介】から

ご覧くださいますように。

ご覧いただけると、めっちゃくちゃ嬉しいです。



今回のお話


今回は、


以上のように、いろいろと混乱しまくっていた「自分」をなんとか立て直すために、



「新たに、再出発を誓った」その後のお話になります。




そやけど、ホンマに、
前置きが長っ!

Freezing person


ほんまにすんません。


ウチ、これまでの経緯をざっと説明しないと「どうも、気持ち悪くなるタチ」のようなのです。


すでに「それぞれの内容」をご存じの方々様には、本当にご迷惑をおかけします。はい。



ごめんなさい。ぺこり…。

Dogeza


で、具体的に何をしたの?



はい。そうなんです。



「新たに、再出発を誓った」ウチがしたことは、次の4点になります。はい。


(ちなみに、今もなお「現在進行形」です)

  1. 自分にとことん言い聞かせる
  2. 2つのマニュアルをつくる
  3. 音声入力で記録しておく
  4. とにかく寝る

です。


4つしか、ありやせん!

The person pointing with a finger


めったくそシンプルです。


って言うか・・・。



そもそもキャパ(能力の容量)がないウチなので、これ以上増やせなかったのが実情です。はい。

Person in distress


1.自分にとことん言い聞かせる



まず、したことは、


端的に


春ちゃんは「認知症」を発症している!


という「事実」を自分にとことん言い聞かせて、自分の「心」を力づくで納得させるようにしたりました。


無理矢理

自分改造ですねん!

People who appeal



具体的には、ところ構わず時間さえあれば、すぐに「呪文」のように「ウチの好きな春ちゃんは認知症や。認めなあかんで」を唱えました。



たとえば、
  • 朝起きたとき
  • 歯を磨くとき
  • 鏡を見るとき
  • 髪の毛をドライヤーで乾かすとき
  • コーヒーを飲むとき
  • 晩寝るとき
など、ふっと気づいたときに呪文のように唱えて、とことん自分に言い聞かせました。



なんか「自己暗示」に近いような
気もするんや・・・・

The person who is telling himself


具体的なイメージもしてみた!



ですが、この言葉だけでは即効性がないので、急を要するウチは、


具体的なイメージを持つようにもしました。



たとえば、こんな感じです。



①「春ちゃんの大脳皮質」が萎縮して、薄っぺらになって、


春ちゃんの「大脳皮質」が
ペラペラ
Brain


「記憶のファイリング」が、めちゃくちゃになっているイメージです。


そんなことあったかいな?
ところで、あんた、誰や?

People with dementia
となっちゃう。



②「春ちゃんの前頭葉」が萎縮して、小さくなって、


春ちゃんの「前頭葉」が小さくなる
Brain


「感情」が抑えられなくなっているイメージです。


あんたとちゃうの? 
お財布を盗ったの?

Delusional person
となっちぃまう。



③「春ちゃんのお海馬」が萎縮して、ボロボロで、


春ちゃんの「海馬」がボロボロ
Brain

うまく「機能」していないイメージです。


あれ、どこにしまったかいな?

People who are forgetting
となっちゃう。


ほんで思い切って、○○○も、捨てた!



ほんでです。


勇気を持って「罪悪感」も捨てました。


どんな「罪悪感」というと、


「自分の親を『認知症』だと決めつけてもいいのか?」

というものです。


徹底的に捨てました。



この「認知症」だと認めない自分の「心」こそが、


逆に、どんどん春ちゃんを追いつめて、「認知症」の症状を悪化させてるかもしれないと無理やりでも思うようにしました。



無理矢理の、

自己正当化です。はい。



2.2つのマニュアルをつくる!



次に、2つのマニュアル(取扱説明書)を作りました。


2つというのは、


  1. 春ちゃん用マニュアル(取扱説明書)
  2. ウチ用マニュアル(取扱説明書)

です。


ちなみに、春ちゃん用マニュアルは、こんな感じ!



ちなみに、「春ちゃん用マニュアル(取扱説明書)」には、今まで起きたいろいろな出来事から「学んだこと」をメモするようにしました。


たとえば、

  • お米のストックを切らさない(切らすと激怒する)
  • 薬の飲ませ方(気分を害すると一切飲まなくなる)
  • 甘いものの管理(止めれなくなる)
  • 食事の管理(どんどん食べてしまう)
  • お餅の管理
といったものです。




ウチも人間ですから、いろいろな事件が起きるたびに、嫌な思いもします。


嫌な思いもするのですが、


どんな事件にも、何かしら「ヒント」があるのです。


ここで言う「ヒント」とは、



「楽しくなるヒント」のことです。



なので、後から振り返って「楽しくなるヒント」に気づけるように、


無理してでも、なるべくメモするようにしました(今でも、してます)。



ちなみに、このメモした「楽しくなるヒント」から発展したのが、次のような記事になります。


お恥かしいのですが、実は、そうなんです。はい。


Someone who is embarrassed but honest








ちなみに、ウチ用マニュアルは、こんな感じ!



ちなみに、もうひとつの「ウチ用マニュアル(取扱説明書)」は、ものすごいことになってます。



自分で「自分の取扱説明書」というのは変ですが、ホンマにそんな感じなのです。



そして、毎日、毎日「アップダウンの激しい春ちゃん」に振り回されているので、ぶ厚くなる一方であります。



これまた、お恥ずかしいのですが、その中から抜粋するとこんな感じです。



1.「嫌な感情」はすぐに感染するので、「嫌な感情」を抱いたら、そっとそばを離れる

そっとするのが一番やと痛感しましてん。



2.「~するべき」「~しなければならない」と思い込まないようにする

固定概念や偏見は捨てるようにしましてん。



3.「~したほうがベター」「できなくても死なない」「出来たらラッキー」というスタンスでいるようにする

認知症に関しては、

アバウトな考え方でも

めさめさ、OKのような気がしてきました!



4.滅入ることはできるだけ避けて、心が病まないようにする

滅入ると、一番ダメージを受けるのは、

「自分なんや!」ということに気づきましてん。



5.ブログで発信することで、客観的な目を失わないようにする

意外と文章にすることで冷静になれるんです。

「客観的な目」てのを養えるような気がします。

そやけど、これは、あくまでも「気がする」です。

周囲から見ると、まだまだかもしれません。はい。


(「5のブログについて」のお話は、機会があれば、またお伝えしたいと思っています。)


3.音声入力して記録しておく!



また、いろいろな出来事が起きたら、とりあえず音声入力して記録するようにしました。


ほんまに、スマホって便利や!



気になったことは、直ぐに音声入力でメモしておくと、忘れずにすみます。


自分の気持ちに区切りをつけることができるのも、いいです。


「とりあえず、音声入力して記録したから、今は忘れよう!」と思うことで、



現時点の「自分のモヤモヤとした気持ち」をスパッと切り替えることができます。


(これは、あくまでもウチの個人的な感想です。はい)


あと、こっそりと言えば、


音声入力してメモをする「行為自体」が、ウチの気持ちをコントロールしてくれてます。



一時的にでも「自分の感情」を吐き出す行為が、ウチの「精神状態」を安定させるようです。



なので、下手にイライラしたり、凹んだりすることがなくなってます。



過剰に感情的にならずにすむので、目の前の出来事を必要以上に「深刻化」させずにすむので、助かってます。



ホンマやねんよ~~!

People who are really happy


4.記録したら、とにかく何も考えずに寝る



そして、音声入力で記録できたら、とにかく何も考えずに寝ました。


目がギンギンでも、身体を横にしました。


ほんで、何も考えず、ぐっすりと寝ている自分をイメージしました。


ほしたら、ホンマに不思議なもんで、ホンマに寝てるんです。ウチ。



寝てないと思っても、
寝てて、
寝坊してまうのがウチです。

Oversleeping person

はっつ、こんな時間や
ないか~~~~い!


(これで、この話は「終わり」になります)



以上が「真夜中の『異様な音』の正体を知ったら、恐ろしくなりました」のお話のラストです。


長らく御ひいきくださいまして、本当にありがとうございます。


本当に最後までご覧くださって、ありがとうございます。


最後のお話をなかなか投稿(公開)できなくて、ごめんなさい。


実は、春ちゃんと「いかなごのくぎ煮」を作ってました。




【記事のご紹介】


このシリーズのお話を最初からご覧になりたい方は、

末尾の記事からご覧くださいますように。

ご覧くださると、めっさくさ、ウチは喜びます。はい。









こんにちは。

数多くあるブログから見つけてくださって、どうもありがとうございます。

このブログは、はる(春)ちゃん(母:認知症)とウチ(私)の何気ない日々の暮らしを綴ったものです。

くすっと笑えたこと、困ったこと、ビックリしたことなどを綴っています。

懲りずに、毎回投稿してます。

よろしかったら、また、遊びにいらしてください。

ウチは、ものごっつい元気が出ます。