M RI検査での、ひえ〜!(認知症の母と娘の暮らし)

MRI検査での、ひえ~~~~!




こんにちは!


今日こそ、何も起きませんように!と願っている、この頃のウチです。


そやけど、やっぱり起きてしまいました・・・・。


聞いてくれます?
こんなことが起きましてん…




1.昨日は、脳のMRI検査の日だった!



実は、春ちゃんは、


以前から、近所にある総合病院の「脳神経外科」に通院しているのです。


ほんで、半年に一回、M R I 検査を受けています。



まさに昨日が、
その検査の日でした!


2.まずは、自宅での出来事



検査当日の朝のことです。



ウチは、前もって言いました!



前回の検査のときもいろいろとあって、ずい分ひどい目にあわされたウチは、また同じ目にあうのはゴメンです。



少々ナーバス気味に、前もって念入に、春ちゃんに確認することにしたのです。



  • トイレはすんだ?
  • 入れ歯外した?
  • 補聴器をケースに入れた?
  • 向こうで着替えるから、軽装やで!


しつこいけど、そらもう何度も言いました!


ほんまか?
ほんまかいな?
ほんまやな?
ほんまにしてんな?




ほんなら、こんな返事が、春ちゃんから返ってきました。



大丈夫や!
ちゃんとしたからオッケー
おしっこも出えへん!

何度も、うるさい!
「こども」と、ちゃうわい!


こんなこと言い返してきましてん。




皆さん、この「返事」をね、
よう、
覚えとってくださいよ。




3.さて、病院での出来事



さて、病院につきました。



まず、診察券と予約票を提示して、受付をすませました。




ほんで次に、検査室に行くまでに、もう一度だけ、

ウチは「トイレは大丈夫か?」と、春ちゃんにたずねました。




ほしたら返答は、大きくうなずいて「大丈夫や!」でした。




そうやって、トイレの前を通り過ぎ、


M R I 検査室の前に到着したウチらは、待合室で待機することにしました。


すると、ほどなくして、M R I 検査室の扉が開き、春ちゃんの名前を呼ばれました。





ぷしゅー!(検査室の扉が開く音)

○○さん、どうぞ!



検査技師さんは、とても丁寧に「次のこと」をウチら2人に告げました。



「○○さん、こちらの部屋に入って、下着以外の洋服は、全部脱いで、この検査着に着替えてくださいね。」



はい!



もちろん、春ちゃんは、いつにもまして「大きな声」で返事しました(そんなに声を張らんでもええで)。



付き添いのウチは、春ちゃんの着替えを手伝うために、

一緒に「更衣室」に入ることにしたのです。



4.げっつ! ほんまに何枚、着とうねん!




狭い「更衣室」に入って、春ちゃんの着替えを手伝おうとしたらですよ。




ぉ―――――マイ

ガッーーーシュ
―――――――――!


おい、こら!

ほんまに…
何枚着とうねんーーっ!


ウチはびっくりしたで!


あれほど、「軽装にしとけ!」と言うといたのにですよ。


春ちゃん、めったくそ着こんでおりました。


お洋服を脱がそうとしたら、


まるでタケノコの皮をむくように、次から次からとお洋服が出てきました。









お母さん?

何枚、着とうねん?


・・・・。


もう、初夏や?


初夏やで!

ひょっとして、あほぉ?


・・・・。




5.それでも・・・



それでも、なんとか・・・



2人で、四苦八苦しながら、なんとか「検査着」に着替えることができました。



ほんで、ウチは春ちゃんを一人残して、


M R I 検査室を後にしました。



6.ほんならな、ぷしゅー!と扉が開いたわ!



ウチは、待合室に戻ってソファーに腰かけ、



やれやれと、

春ちゃんから解放された、つかの間の「休息時間」を楽しんでいたらですよ。




ぷしゅー!(検査室の扉が開く音)

目の前の
M R I 検査室の扉が
また、開いたわな。




ほんで、先程の検査技師さんが、大きな声で次のように言いました・・・わな。





○○さん(春ちゃんのこと)の付き添いの方いらっしゃいますかあ?


はい、あなたですね。


いかにも、ウチです。


ご本人様が「おしっこ」に行きたいと申しております!



やて

やて

やて

やって・・・!



ひぃっや~~~!

なんだ、とぉお!



春ちゃん! 

さっき「大丈夫!」って言ったやん?



以下は、そのときのウチら2人の「一部始終の会話」です。


ぎゃお~~~~!

お母さん!

さっき「おしっこ大丈夫や」って言ったやん?

なんでやねん!


あんな、あんな、

ちゃうねん!

お願いや!

話、聞いて!

なんやの!


M R I の音な

ガンガンいうやん!

それを聞いとったらな!


お母さん…

ものごっつい、怖なって!

緊張してもて!


「おしっこ」

我慢できんようになってん


・・・・。


こどもか!




やと

やと

やと

やって。


ウチ、思わず、のけぞって、気絶しそうになりました。




充分に「こども」やねぇか?




7.そらもう、慌てた!



それからのウチは、そらもう慌てました。




ほんまに慌てて、春ちゃんをトイレに誘導しました。




こっち、こっちやで!
急げ!急げ!


8.ほんで、アタフタして戻ってきたら・・・






ほんでです。



「多機能トイレ」で充分に用を足してもらって、



春ちゃんと二人で、めっさ慌ててアタフタ帰ってきたらですよ。





待合室におった
ほとんど人達が、
ニヤニヤしとったわな。





そやけど…
神さま、なんで、

こない、なるんでしょうか?




ウチの顔が、みるみるうちにどんどん赤くなるのを感じました。


9.そやからな・・・



そやからです。


この出来事をですよ。


本日、事件として受理し、これからウチは「おしっこ事件」と呼ぶことにしました。



ちなみに、事件番号は

「令和4年(春)第0445号 春ちゃんのおしっこ事件」


ですわな。





こんにちは。

数多くあるブログから見つけてくださって、どうもありがとうございます。

このブログは、はる(春)ちゃん(母:認知症)とウチ(私)の何気ない日々の暮らしを綴ったものです。

くすっと笑えたこと、困ったこと、ビックリしたことなどを綴っています。

懲りずに、毎回投稿してます。

よろしかったら、また、遊びにいらしてください。

ウチは、ものごっつい元気が出ます。