抑うつ・無気力・無為について、ウチがしている工夫
これは、自発的な意欲が低下することで引き起こされる症状だそうです。
うつ病と似てますが、とくに「意欲の低下」が顕著に表れるそうです。
春ちゃんの場合も、あれこれ難癖をつけて「やめておく」と言って、するのを嫌がるようになりました。
興味や関心もどんどん薄れてきたような感じです。
たとえば、
- 散歩に行きたくない
- 美容室に行きたくない
- 買い物に行きたくない
- デイサービスに行きたくない
などです。
まず、心がけていること
ウチが心がけていることは、シンプルに次の３つです。
１．まずはです。
できることなら、なにかひとつ
わくわくするような目標
を持ってもらうことです。
２．次にです。
春ちゃんが、無気力な自分を奮い立たせて、何かひとつでもアクションを起したら、
一緒に喜ぶ
ことです。
３．そして、です。
春ちゃんが、アクションを起こしやすいように、次のような「シンプルな言葉」を言うようにしてます。
やってくれると嬉しい！
ありがとう！
ホンマに助かる！
スゴイやん！
です。
たしかに、「シンプルな言葉」ですが、されど「魔法の言葉」なんです。
この「言葉」を言うのと、言わないのとでは「大きな違い」があると思います。
ウチ（：わたくし）もそうなんですが、
やっぱりです。
誰でも、人から誉められたり、感謝されると、
ホンマに、
ちょっぴりだとしても、気持ちが良くなるし、気持ちが明るくなる んです。
ほんで、そのときの「体調や気分」が良ければ、
「もうちょっと、やってみようか！」
という「前向きな気持ち」がふつふつと出てくるのは、間違いないと思います。
たしかに、この「言葉」を言ったからとて、速攻で「このような効果」が出るわけではないです。
ですが、何度も何度も口にすると、少しずつ少しずつ「効果」が出るときが増えてきます。
コツは、「焦らないこと」なんやと最近気づきました。
態度に出るよりも、先に口から出すようにすれば、全てのことはいい方向へながれていきます。
もちろん最初は流れが滞りますが、何度も何度もやっていくと、そのうちスムースに流れるようになりました。
４．まあ、ホンマの事を言うと…
まあ、
ぶっちゃけると（本当のことを言うと）
- したくない
- めんどくさい
- いやや、はながしたらええねん
と春ちゃんから、そいも感情的に言われて、「めっさくそ泣きそうになる」「めちゃくちゃ腹立つ」ときもあります。
「そんなことは、ない」と言ったらウソになります。
春ちゃんがしなアカンことを
なんで、ウチがやらなあかんねん。
冗談は休み休みにしてくれ！
あほんだら…
と愚痴りたいのをぐっと我慢してますねん。
春ちゃんの為でもありますが、自分の為でもあります。
というのは、自分が日頃使っている「言葉」が、
そのまま「自分の態度」になり、
その「自分の態度」が、そのまま「自分の習慣」となって、
最後には「自分の習慣」が、そのまま「自分の性格」になり、
気づいたときには、簡単には直せなくなるからです。
そやからね。
「えげつない性格」になりたくないので、
ぐっと我慢して言わないようにしてますねん。はい。
【散歩に行きたくないときの工夫】
何かひとつでもいいので、
まずは「目標」を持てもらうようにしました。
たとえば、この「ケーキのお店」の前を１０回通ったら、
１１回目の時に、
このお店に入ってケーキを買おう！
と言った「目標」です。
この「目標」を立ててから、ブスっとしてそのままベッドに寝てしまうことが少なくなりました。
「ケーキを食べるために、散歩に出かけよう！」と言うと、
そうやったな、
ほんなら頑張ってみよか！
というアクションを起ことが多くなりました。
相手に、何度も何度も「目標達成」をうながすと、「目標」ほど嫌味に聞こえるものはないですが、
さらっとうながすことができれば、「目標」ほど心にダイレクトに刺さり、アクションを起こさせるアイテムはないです。
【美容室に行きたないときの工夫】
髪の毛が伸びたい放題なのに「美容室」に行きたがらない春ちゃんには、
「鏡」というアイテムを使いました。
「鏡」を見る機会をどんどん増やして、美しい髪の毛を誉めるようにしました。
そして、春ちゃんに「鏡」を見てもらい、具体的に「どこの髪の毛」を切るともっと良くなるかを話しかけました。
おかあさん。
この耳の毛を少なくすると
小顔になって
スマートな顔になると思うで！
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